年上を尊敬する必要なんてない

日本人特有のものなのか、世界共通なのかわかりませんが、世間では一般的に「お年寄りを大事にしよう」とか「年上を敬え」とか言われます。

しかし、これって正しい考えなのでしょうか。僕はそうは思いません。

たしかに一部、素晴らしい人はいます。しかし、割合としては今の若者のほうが「頑張っている人」や「苦労している人」は多いでしょう。

たとえば、収入に占める、税金や社会保険料の割合は、今の若者の方が多いでしょう。

年金保険料も健康保険料も毎年上がっていますし、昔なんてそれこそ消費税すらなかったわけです。

しかも老人たちの時代は、年功序列が機能していたので、給料はぐんぐん上がっていました。今の若者はワープアなんて言葉がある通り、「働けど働けど我が暮らし楽にならざりけり」状態の人が多いです。将来もらえる年金だって、あるのかないのか(多分ないでしょう)。

こんな厳しい状況に追い込まれている若者に対して、老人が言うのは、やれ無気力だの、やれお金を使わないだの、です。

才能がある人間は別として、普通の若者が今の老人が年金で悠々自適に暮らしているような老後を送ろうと思ったら、コツコツ稼いで節約することくらいしか現実的な方法はないに等しいにもかかわらず、そんな身勝手なことを言っています。

だから、僕は老人を敬えというよりも、若者を敬えと言いたい。

今の若者や子供、これから生まれてくる赤ちゃんの方が、よっぽど過酷な未来を生きていかなくてはいけません。

もちろん、昔はネットもスマホもなければ、食洗機やドラム式洗濯機もありませんでした。今の方が、豊かに暮らせる面もあるのは事実です。

それでも、戦後、世界の中で日本の地位がぐんぐん上がっていく環境で生きていた老人と、膨らむ社会保障費と国債のために、ジリ貧状態で相対的地位がどんどん落ちていくのがほぼ確実な日本で生まれ育つこれからの若者では、老人のほうがイージーな人生だったでしょうと言わざるを得ません。

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