つみたてNISAとidecoはどちらが節税効果が高いのか?

今や、投資と言えば、つみたてnisaかidecoのどちらかというくらい勢いのある2つ。

どちらも単なる投資ではなく、節税効果もある素晴らしい制度ですが、どちらが得でしょうか?どちらを優先させるべきでしょうか。

結論から言うと、人それぞれではあるのですが、僕はidecoの方が得をするケースが多いと考えます。

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idecoにかかる税金

「idecoは節税は受取時に税金がかかる。だから節税ではなく税の繰り延べに過ぎない。だからnisaの方が得をする」という人もいるのですが、実際どうでしょうか。

たしかに、ideco受け取り時には税金がかかります。でも一時金か年金のどちらかでもらうという形になります。

一時金の場合は退職金控除が使えますし、年金で受け取る場合は年金控除が使えます。

とりあえず、一時金でもらう場合を考えててみたいと思います。

例えば23歳から20年間idecoに2万3000円払い、42歳にセミリタイアして60歳まで運用だけ、一時金を受け取ったとします。

毎月手数料(167円)を払って利回り5%(小数点切り捨て)で運用したとすると、20年後の運用資金は936万8474円となります。これをさらに18年間、5%で運用すると2278万8950円が一時金となります。

退職金の所得税

この場合、加入期間は20年間なので退職金控除は800万円です。

・まず退職所得控除を適用すると、2278万8950円-800万円=1478万8950円
・これの2分の1が課税対象なので739万4000円となります。
・これの23%-63万6000円が所得税なので106万4600円となります。

退職金の住民税(一律課税対象の10%)

73万9400円です。

合計180万4000円が支払う税金です。

受取額は2098万4950円となります。

180万も税金を払うのか!と思わないでください。

ideco掛け金の所得控除

idecoは掛け金の所得控除があります。毎年27万6000円が所得控除されます。

その恩恵は収入によって変わりますが、課税所得195万円以下(所得税率5%)の人でも毎年4万1400円です。

20年間で82万8000円です。

所得税率が10%人だと5万5200円、20年間で110万4000円です。

所得税率20%だと8万2800円、20年間で165万6000円です。

つまり最低税率の人でも2000万以上の一時金をもらうのに、100万程度の税金で済むのです。

20年間つみたてNISAで運用したケース

次にnisaの場合です。

比較のためにnisaも月々2万3000円ずつ積み立てたと仮定します。

2万3000円ずつ積み立てた結果は943万7000円となります。

ここまでは税金が0円です。

しかし、ここから先は特定口座での運用になります。

18年後2295万5666円になりますが、運用益の20.315%の税金がかかります。その額は274万6316円です。

税金面から考えるnisaとideco。どっちが有利か

以上を見てもらえれば分かる通り、若い人は、nisaよりもidecoを優先させたほうが、ほぼほぼ有利になる可能性が高いです。元本が大きくなった後の運用益に課税されるかどうかが重要なためですね!

逆に、ある程度年を取っている場合はどうでしょうか。今、40歳でこれから20年積み立てることを考えると、nisaの税金は0円でnisa有利にも思えます。

しかし、idecoの税金も10万2600円です。しかも、20年間の所得控除における節税分を考えると、節税分の方が大きい可能性が高いです。

よって、若くても、中年でもidecoが特になるケースが多いです。

nisaが有利になる場合

ただし、一時金をもらう年に、会社からも多額の退職金が出るような場合は話は別です。(また違う年であっても前年14年以内に退職金を受け取っている場合も同じ。)

この場合、退職金控除が一部使えません。年金で受け取る形にする場合は、また計算が必要です。

それから、特別法人税が復活した場合も、話がガラッと変わります。

結局、現状のルールではidecoの方が有利だが、制度変更によりidecoにはデメリットが生まれる可能性もあるということです。

このリスクをどこまで見積もるかは正解がない問題なので、自分で考えるしかありません。

僕は特別法人税が復活することはないと考えて、idecoをやっています。

あなたはどう考えますか?

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