年明けから現在にいたるまで、低調な株価で、私の資産もかなり目減りしています。
それでも投資を始めた時期が良かったため、まだかなりの金額プラスになっています。
2015年に投資を始めた方の場合、トータルリターンがマイナスになっている方も少なくないと思います。
そういう意味で、インデックス投資であっても短期~中期では、マイナスになる可能性は結構あるわけです。
また、長期で含み益を積み上げたとしてもリーマン・ショックのような大幅下落局面では利益が目減り、ヘタすれば損失がでることもあります。
ですから、絶対に損をしたくないという人は投資はしてはいけません。株や投信は買わずに貯金だけしているのも1つの選択肢です。ただし、インフレになれば貯金だけしていては実質的にはマイナスになっているのと同じということは理解しておきましょう。
投資で損失を出すのは怖い。でも、貯金だけでは資産形成に限界がある。絶対に損はしない投資法はないのか?と言い出す人もいますが、そんな方法はありません。リターンとリスクはセットです。
ただし、確定拠出年金だけは、かなりの確率で勝てる投資と言えると思います。
確定拠出年金では、掛け金分が所得控除になるので、税金が本来払うものより減ります。
たとえば月2万3000円を1年間かけていた場合、年間の掛け金は27万6000円です。
その人の所得にもよりますが、所得税10%、住民税10%分が減るとすると5万5200円の税金が減ることになります。
つまり、確定拠出年金の運用に失敗して15%下落しても減った税金分を考えれば得をしているというわけです。
ただし、確定拠出年金は毎月手数料が数百円かかるので、その点も考慮はしなくてはいけません。
私の場合、現時点で確定拠出年金口座のトータルリターンはプラス67万5000円で累計の掛け金は220万円くらいです。投資先は野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAIに100%入れています。
20%分の税金が浮いているので44万円上乗せで利益を得ているのと同じですから、トータルでは現時点でも100万円以上、得をしている計算になります。
また、確定拠出年金では、株式クラスタ以外に定期預金もあります。最近の利息はあってないようなものですが、損失が怖い人はこれを選ぶこともできます。
手数料分、負けるとは思いますが、それでも所得控除になって税金が減る分がありますから、いわゆる絶対に負けない投資ができます。
投資を考えている人は、まずは確定拠出年金を考えるべきだと思いますよ。
なお、確定拠出年金は手数料の安い金融機関でやることをおすすめします。

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