もし、生涯1つしか投資商品を買えないとしたら、僕はemaxis slim先進国株式インデックスの積立投資をおこないます。
実際、僕のポートフォリオの8割はこの商品です。
なぜ、emaxis slimの先進国株式インデックスが良いのか
まず、インデックス投信なので、市場全体に投資することができます。
インデックス投信の対象となる地域は、先進国、新興国、日本、欧州、米国、全世界などが多いです。
1つしか投資できない場合、世界のどの地域が今後発展していくかわからない以上、全世界を対象とする投信を買うのも合理的であるようにも見えます。
しかし、
- これまでの歴史上、先進国中心に世界が発展してきたこと
- 中国やインドはその政治や地域性から経済発展したとしても株価に反映されるとは限らないこと
- 先進国のグローバル企業は新興国でも経済活動をしたり投資をしている以上、新興国の発展の恩恵を受けられること
- 全世界投信よりも先進国株式投信のほうが信託報酬が安いこと
以上の4点から、先進国株式のインデックス投信を選ぶのが正解だと考えます。
そして、emaxis slim先進国株式の信託報酬は0.109%と業界最低水準にあります(2018年8月23日現在)。
しかも、楽天証券やSBI証券で積立すれば保有期間に応じてポイントももらえますから、実質的な負担はさらに減ります。
最初は面倒でも証券会社で口座開設しよう
世の中のブログでは、ひふみ投信やセゾン投信をオススメしているブログも多いです。
しかし、個人的には、証券会社で口座開設してemaxis slimを買うのを推奨します。
ひふみ投信の信託報酬は税抜0.98%と高いですし、セゾン投信は信託報酬0.68%に加えて信託留保財産0.1%の負担もあります。
ひふみ投信は、その実績から、強く推奨されていますが、今後もこの数字を維持できるとは限りません。
これまでの歴史を見ても、TOPIXなどの数値を上回った優秀なファンドが翌年以降、惨敗するというのは珍しくありません。
もちろん、リスクをとって勝負したいという人は買ってみるのも悪くはないのでしょうが、最小のコストで市場全体に投資をしたいという場合は、素直に低コストのインデックスファンドを購入するのがおすすめです。
セゾン投信やひふみ投信をオススメする人の主張として、emaxis slimは証券会社に口座を開設しなければならないし、他の金融商品に目移りしてしまう可能性があるというものがありますが、そんなことはありません。
口座開設の手間はセゾン投信やひふみ投信も同じですし、最初から、購入するファンドを決めておけば目移りする心配もありません。
むしろ、積立てしていく中で、より手数料の安いファンドが出てきたら、いつでも積立先を変更できる証券会社での口座開設の方が有利なはずです。

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