いやあ、持ち株の下落が止まりません。

 

結果論ですが、買い増しも早かったですかね。

 

 

ただ投資に、常に順風満帆ということはないですからね。

 

もしかしたら今が金融危機の始まりという可能性もあるわけですが、企業の業績悪化や成長鈍化が見られない限りは損切りせず、ひたすら待つつもりです。

 

というわけで、ほぼフルインベストメント状態の僕は特にやることもないので、評判の良かった書籍を読んでみました。

 

エナフン流株式投資術という本です。

 

 

エナフン流株式投資術を読んだので内容をまとめる

 

なかなか良かったと思うので、備忘録として、個人的に印象に残った部分をまとめます。

テンバガーを見つける2つの方法

この書籍では、騰がる株を見つける方法が主に2つ挙げられています。

 

1つは四季報の通読。

 

もう1つが普段の生活で良いと思った身近なお店等から見つける方法。

 

はっきり言って、どちらもよく言われる方法ですね。

 

ただ、結果を出している人がみんな言っていることなので、合っているのでしょう。特に身近な企業から選ぶ方法は鉄板だと思っています。

 

自分自身、アマゾンもアップルもかなり初期の頃からヘビーユーザーだったのですが、あのときに両社の株を買っていたらなあと今でも思っちゃいますからね。

 

 

買うべき株は5パターンのうちのどれか

割安な株を買えば良い。

 

これは誰でもわかることです。

 

でも、エナフンさんによると、これが案外正しくないらしいです。

 

業績が悪化しているが、それ以上に株価が下落している株。これは割安なはずです。

 

でも、理屈では合っていても値動きは違うようです。著者の経験上、反発力が弱いらしいです。

 

個別株の勉強をはじめて歴が浅い僕ですが、なんとなくわかります。

 

また、業績が横ばいで株価が下落した場合も、戻りが遅いらしいです。

 

つまり、エナフン流で狙うのは、業績が拡大しているのに、株価が横ばいか下落しているものが狙い目ということになります。もしくは株価があがっているがそれ以上に業績が拡大していると評価できるものですね。

 

 

四季報の読み方

四季報には3000以上の上場企業が掲載されているので、細かく見ながら通読するのは不可能です。

 

なのでポイントを絞って読むことが重要。

 

まずは業績推移とチャート欄・株価指標をみて成長性と割安性をざっくりつかみます。

 

その後に文章欄を読んで、業績拡大の原因を探るという流れです。

 

ここまででピンとこない場合は次の銘柄に移ります。

 

ピンときた場合のみ時価総額や自己資本比率、ROEなどもみて、総合判断にうつります。

 

もちろん、ここで有望だと思ってもすぐに購入するわけではありません。

 

より詳細な分析、他の有望銘柄との比較を経て、はじめて購入に進みます。

 

個人的には、この四季報の読み方のコラムが最も参考になりました。

 

四季報は僕も読んだことがありますが、その読み方とその後の分析がダメダメだなと。

 

株で勝つ人はここまでやってるんだなと思い知りました。

 

僕は、「まあ勝てそうだな」という段階を購入ラインにしていますが、エナフンさんは、「勝てそうだな」という銘柄を複数集めて、さらにその中で「比較」して、より勝てそうな銘柄に絞っています。

 

この差は大きい。

 

 

初心者から中級者におすすめ

この他にも決算書は何に着目すべきかや、目をつけた企業の成長性についてのウラの取り方、初心者がカモにされないための注意点、タネ銭の作り方など広く取り上げられていました。

 

あまり、内容を書くとネタバレになってしまうので、まとめはこれくらいにしますが、僕のような個別株投資の初心者にはオススメな書籍です。もしくは初心者を脱したばかりの中級者くらいまではカバーできているのかもしれません(自分が初心者の域を出ていないのでなんとも言えないですが・・)。