2017年12月〜6月まで、アレルギー性鼻炎の治療・手術を受けました。
これまで入院も手術も未経験だったのですが、鼻のクリニック東京に通って、はじめて手術を受けてきました。
アレルギー、花粉症、鼻炎で悩んでいる人には何か役立つ記事かもしれません。ちなみに記事が長くなってしまったので、今日は1回目の診察と2回目の診察(手術の日程を決める)までの話になります。
僕は子供の頃から、鼻水・鼻づまりに悩まされてきました。大学生の頃に受けたアレルギー検査では、診察してくれた医師も「こんな数値は見たことがない」というほどひどいレベル。特に少しでも風邪気味になると、鼻水が1日中止まらず、子供の頃は勉強どころではなく、大人になってからも仕事に支障が出て困っていました。
ただ、点鼻薬を使えば、かなり良くなるため、受験など人生の大事な場面では点鼻薬で乗り切ってきました。
そんなこんなで、一生、この鼻炎と付き合っていかなくてはいけないと諦めていた僕ですが、ある時、「手術を受けて鼻炎に悩まされることはなくなった」と言う話を聞きました。
調べてみると、鼻炎で腫れた部分を切除したり、鼻水を出す神経を切断することで鼻炎が劇的に良くなるということを知りました。そして、医療の進歩で今は、麻酔をかけている間に短時間で手術をすることが可能であることや、リスクも大きくないということを知りました。
鼻のクリニック東京の口コミ
僕が住んでいる東京では、鼻のクリニックというところが、この手術を専門でやっていて、日帰りで手術を受けることができるということもわかりました。
ネットで口コミを調べてみると、「人生が変わった」「鼻で呼吸するってこういうことか!」などの好意的な口コミが多く、診察を受けることにしました。
しかし、すぐに診察を受けられるわけではありません。鼻のクリニック東京は、非常に混雑しており、1ヶ月に1日だけ、次の月の初診を受ける権利のために、早いもの勝ちで予約を取り合うことになります。
僕は10月に電話を掛けたときはすでに予約がいっぱいで、11月の予約開始日に電話をかけて12月に初診を受けることになりました。
12月の初診
鼻のクリニック東京は東京駅や京橋駅の近くにあります。銀座からも近いです。
立地がめちゃくちゃ良い上に、ビルも病院もめちゃくちゃ綺麗で清潔感があります。「家賃高そうだなー。儲かってるんだろうなー」というのが足を踏み入れたときの感想です。
病院に入ると受付で、名前を言って、別の病院で過去に受けたアレルギー検査の結果表を渡しました。その後、問診票とiPadを渡されて、既往歴や鼻炎の悩みについて書き込み&入力していきます。
それから、「診察のてびき」という冊子(写真の青い冊子。緑は後日渡されます)を渡されました。それを読みながら20分くらい待って、診察室に通されました。
そこで鼻の中の写真を撮ったり、問診があります。次に、診察室を出て、CT検査です。どちらも痛みは全くないですし短時間で、楽勝です。
検査が終わると、また診察室に戻ってきて診察でした。
検査の結果、僕の場合は、アレルギー性鼻炎&慢性鼻炎&鼻中隔湾曲症という状態であることがわかりました。
鼻中隔湾曲症というのは、鼻の中の骨(鼻筋の骨ではなく、左右の鼻の穴を隔てる壁の部分。軟骨の部分ですね)が左右どちらかに曲がっている病気です。たいていはどちらかに曲がっている人が多いらしいですが、僕の場合はその湾曲がかなり強く、それが鼻づまりを悪化させていると言われました。
また慢性鼻炎により下鼻甲介が腫れ上がっており鼻の通り道が極端に狭くなっており、それが鼻づまりの主たる要因でした。
まずは薬で様子見
検査の結果が悪かったからと言って、即手術にはなりません。
基本的に、1ヶ月程度、毎日2回、点鼻薬と鼻うがいをして、再検査。それでも改善しない場合に手術というのが鼻のクリニックの方針のようです。
僕の場合もそうでした。
前述の通り、僕は人生の大事な場面では、点鼻薬の経験があります。自分としては「点鼻薬で結構改善する。鼻うがいは風邪で鼻づまりが、とてもひどいときは一時的にすっきりするが日常では効果はないように感じる」という感想を持っていたので、「毎日、点鼻薬をして再検査したら改善したということで手術は難しいかもなあ。でも毎日点鼻薬したり風邪の時にひどくなることを考えると手術したいんだけどなあ」と思っていました。
1ヶ月の経過観察は無駄だと思ったのですが、病院の治療方針だと思いますし、毎日継続的に点鼻薬や鼻うがいをしたことはなかったので、特に何もいわず方針に従うことにしました。
ちなみに点鼻薬は院内処方で、鼻うがいの病院で購入することもできますし、もちろん自分で別途用意しても良いです。僕は受診する前からアマゾンで買って使っていました。
2回目の受診
1月に2回目の受診に行きました。
この1ヶ月間は点鼻薬と鼻うがいの効果で、鼻炎の症状は、ほとんど感じませんでした。
嘘を言っても仕方がないので、問診のときにも正直にそう言いました。
しかし、検査の結果は、「ほぼ変わらず」でした。画像を見せてもらいながら説明を受けましたが、素人の僕が見ても、鼻の中の腫れは改善していないとわかりました。
主観的には改善していたのですが、客観的には、手術可能ということでした。そしてどんな内容の手術なのか、ざっくりと説明を受けます。
その後、手術を強く勧めたりされることはなく、「どうしましょうか」と聞かれました。
僕は、「手術を受けずに、点鼻薬は継続的に使っても効果が薄れてきたり、何か副作用はないのでしょうか」と聞きました。
医師からは「継続的に使っても問題はないし、副作用が出る可能性も非常に低い」という話でした。
少しだけ迷ったものの、これから、ずっと点鼻薬を使うことになると、死ぬまで定期的に診察を受けにいって薬をもらいに行かなくてはいけない手間と費用を考えると、手術のほうがやっぱり良いよなと思いました。
また、前述のとおり風邪のときは点鼻薬も効かないほど鼻炎が悪化するので、その意味でも手術を受けたほうがよいと判断し、「受けたいです」と言いました。
その後、「手術のてびき」という新しい冊子を渡されて、医師の方から、もう一度手術の説明があり、具体的なスケジュールや費用など事務的な話を別室で看護師さんや事務の方と話をすることになります。
手術を受ける場合も順番待ちになっているので、結構先の日程に予約を取ることになります。
僕の場合、8月以降でした。8月や9月は暑いので、10月に予約を取りました。ただしキャンセル待ちをすることで、場合によっては6月や7月でも手術を受けられる場合があるということだったので6月のキャンセル待ちも同時に申し込みました。
後日、病院から電話があって、6月に空きがでたということで6月に手術を受けることになりました。
ちなみに手術費用の見積もりは約100万円でした!!!
といっても、健康保険3割負担で31万円ほどです。
さらに、日本には高額療養費制度があるので、1ヶ月間の窓口支払額が一定額を超えると、さらに自己負担額が減ります。収入などによって変わりますが、僕の場合は8万ちょっとです。
高額療養費についても、今回、いろいろと調べたので、別途記事にします。
長くなったので、次の記事で、術前検査〜手術前日の話について書こうと思います。